メイクアップには欠かせないのが、ファンデーション。年代や肌質によって、最適なファンデーションは違ってきます。
ファンデーションの基本から、年代別の選び方について考えてみましょう。
ファンデーションの種類
パウダーファンデーション
パウダーを押し固めた、固形のファンデーションです。ファンデーションと聞いた時に、多くの人が思い浮かべるのがこのパウダーファンデーションです。
コンパクトケースに入ったファンデーションを、スポンジ(パフ)やブラシで塗ります。余分な皮脂などをパウダーが吸収してくれるので、テカリを押さえられます。また、防腐剤などが無添加なものが多く、他のタイプと比べると比較的肌に優しいものが多いようです。コンパクト式になっているものが多く、持ち運びに便利なので、年齢問わず使いやすく人気のタイプです。
オススメの肌質
- オイリー肌
- ノーマル肌
リキッドファンデーション
液体状のファンデーションです。パウダーファンデーションよりも伸びが良く、肌にフィットします。
脂分が多いため、乾燥気味の方や普通肌の方に向いているでしょう。カバー力に優れているので、お肌のトラブルを隠したい人や、年齢肌に悩む人に向いています。肌への負担が大きいものもありますので、自分の肌タイプに合わせて選びましょう。瓶やチューブ入りのものが多いので、持ち運びはできても、化粧直しには向きません。
オススメの肌質
- ドライ肌
- ノーマル肌
クリームファンデーション
リキッドタイプよりも更に油分が多いファンデーションです。しっとりとした重みのある使用感になります。
油性成分が多いので、肌へしっかりと定着します。プロの美容家などが好んで使用します。パーティやイベント、人前で話すなどの特別なシーンに向いています。肌トラブルが気になる方や、乾燥肌の方にお勧めです。
オススメの肌質
ドライ肌
ノーマル肌
エマルジョンファンデーション
伸ばすとリキッド状になり、その後に水分が蒸発してパウダーに変わって肌に密着するファンデーションです。
クリームタイプとパウダータイプのファンデーションの、両方を兼ね備えたファンデーションといえるでしょう。塗りやすく、油分を調節してくれます。
オススメの肌質
- ほぼすべての肌質
ルースファンデーション
パウダーを固めず、そのまま容器に入っているファンデーションです。
軽い付け心地で、肌への負担も軽いのですが、その分キープ力に劣ります。肌の質感を活かしてナチュラルに仕上げることができますが、メイクが崩れやすいので注意が必要です。
オススメの肌質
- ほぼすべての肌質
スフレ・ムース
軽くふんわりとした付け心地のファンデーションです。
カバー力は他と比べ弱いのですが、ナチュラルメイクが流行している最近の注目のファンデーションです。
オススメの肌質
- ほぼすべての肌質
年代別 お勧めファンデーションの選び方
10代のためのファンデーション選び
10代の方は、ズバリ肌を清潔に保つことが重要です。スキンケアに気を配り、規則正しい生活を心がけましょう。ファンデーションをつけなくても素肌がキレイなので、基本的にはファンデーションは必要ありません。
ただ、思春期にはホルモン分泌が過剰になり、皮脂のバランスが乱れることで肌トラブルが起きやすくなります。代表的な肌トラブルは、にきびやてかりです。
顔のテカリが気になる方も多いと思います。そのような方は、ファンデーションは使わず、フェイスパウダーのみ・またはミネラルファンデーションで仕上げることをおすすめします。フェイスパウダーやミネラルファンデーションには油分が含まれていないものが多いので付け心地も軽く、石鹸で洗い落とすことができるものが多いので、落とすときも簡単です。
ニキビやお肌のトラブルを直接隠すものだからこそ、成分と処方にこだわり抜きました!
20代のためのファンデーション選び
20代前半のうちは、お肌も綺麗で化粧のノリも良いので、メイクに力を入れる方も多いのではないでしょうか。
メイクでお肌に過剰な負担をかけやすいのが、この年代です。20代の方は、メイク後の肌ケアを重視しましょう。肌ケアをするかどうかで、年齢を重ねた時の肌の状態が全く違ってきます。
家に帰ったら、しっかりとクレンジングをし、お肌に栄養を補ってあげましょう。この年代の方は、季節によって、また不規則な生活が続くことで、肌質が大きく変わってしまいます。
乾燥が気になる方は、肌がデリケートな状態になっていることが多いので、シンプルな成分でできているミネラルファンデーションやフェイスパウダーがおすすめです。
石鹸で落とせるものが多いので、肌に負担がかかりにくく、クレンジングによる摩擦を防ぐこともできます。
テカリが気になるオイリー肌におすすめなのは粉状のパウダーファンデーション、またはルースファンデーション)です。なじみも良く、顔のテカリを抑えてくれます。
オイリー肌は、既に肌表面に皮脂がたくさんある状態なので、油分の多いリキッドやクリームタイプのファンデーションだと脂浮きしてしまったり、化粧ムラができたり、テカりやすくなってしまう可能性があります。
30代のためのファンデーション選び
30代に入ると、お肌のトラブルも増えてきがちです。紫外線など、20代の頃はあまり対策しなくても大丈夫だったのが、お肌のケアをおそろかにした途端、ハリがなくなったり、くすみやシミ、しわが出てきます。
また、20代の頃の生活習慣や化粧の負担が肌に出てくるのも、この年代です。お肌のトラブルを隠そうとして、ファンデーションを厚塗りしがちですが、薄付きでもカバー力がしっかりあるファンデーションを選ぶのが良いでしょう。
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40代からのためのファンデーション選び
40代からのお肌は、これまでとは肌質が徐々に変わりはじめます。そのため、これまで使っていた化粧品がいきなり合わなくなることも多いようです。
大きな原因は、紫外線です。20代、30代のうちに浴びてきた紫外線は、お肌に蓄積しています。紫外線による負担が、シミ、しわ、くすみ、毛穴の開きなどにつながってきます。
40代以降のファンデーション選びは、特に紫外線対策ができるもの、お肌のトラブルを隠せるものを選びましょう。できるだけ、お肌を紫外線から守っていきましょう。
まとめ
ファンデーションはベースメイクの基本です。様々な特性を持ったファンデーションの中から、その年代の自分に合った1つを見つけたいですね。
自分の肌をより美しく見せてくれるファンデーションでオシャレしつつ、若いうちから紫外線対策に心がけましょう。