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【採用担当者を唸らせる】 面接で「最後に質問はありますか?」と聞かれた時に使える、3つの質問内容の選び方

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 採用面接で最後に必ずと言っていいほど聞かれるのは「最後に何か質問はありますか?」ではないでしょうか。

 この質問を侮ってはいけません。今までの面接内容で面接官に与えたイメージが、がらりと変わってしまうかもしれませんよ。この質問で、それまでの緊張した雰囲気を一気に和やかなムードに持っていくこともできるかもしれません。反対に、最後の質問が的外れなものだったり、面接内容を聞き返すようなものだったりしたら、すべてが台無しになってしまうこともあります。

 面接の最後に使える、面接官に好印象を与えられる質問はどのようなものか、考えてみましょう。

 

 

 

会社の将来像に関する質問

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 大抵の場合、面接中は会社の現状や市場状況に関する話しか出ない場合が多いものです。「今、この会社はこういう状況だ」「これまではこういう状況だった」「市場は現在こうなっている」などといった話が出ることが多いのではないでしょうか。

 これは、その会社に勤める人であれば大抵の人が答えられる内容です。でも、会社の将来像に関する質問に答えられるかというと、人事担当の面接官には答えられない場合があります。なぜならば、会社の将来像とは、経営方針に他ならないからです。

 企業に面接に来た学生や就職希望者が、本当に聞きたいのはその会社の将来のことではないでしょうか。就職したのに、すぐに経営が傾いてしまうような会社には、採用が決まっても就職したくはありません。

 経営方針を決めるのは、会社の経営陣です。その会社の経営陣が採用面接を担当してくれているのであれば、ぜひ会社の将来像に関する質問をぶつけてみましょう。もしも人事担当者が面接を担当してくれている場合でも、同じく質問をぶつけてみましょう。面接官と一緒に、将来の会社の姿について一緒に考える時間を作れれば、しめたものです。

 間違っていても、青臭くても構いません。自分の意見や、会社が展開すべき戦略案を、できるだけ論理的に話すようにしましょう。気を付けなければならないのは、あくまでも「論理的に」話すことです。また、一方的な演説にならないよう気を付けましょう。面接官と軽いディスカッションできるような「会話」の時間にすることが大切です。

 

会社の利益を増やすための質問

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 率直に聞いてみてはどうでしょうか?「御社の利益を増やすためには、どうすれば良いでしょうか?」。この質問は、相手を選ぶかもしれません。

 しかしながら企業の目的は、様々なサービスを提供することで経済的利益を得ることです。利益がなければ、給料も出ないし倒産してしまいます。

 利益を増やすために必要なものは、どんなものがあるでしょうか。利益は売り上げがなければ発生しません。利益を増やすためには、売り上げを構成する商品やサービスの内容、原価率や利益率を理解しておく必要があります。間接部門と一般に言われる、経理や総務関係の仕事でも、利益率に対する意識は常に持っておかなくてはいけません。間接部門がどのように原価や人件費に関わってくるのかなど、利益の話題を取り上げられたら、話の展開は大きく膨らみます。こうした利益の話に持っていくことができれば、その企業の現在の考え方や社風が理解できるでしょう。

 また、会社の利益を意識できるということは、ビジネスマンとしての資質を持っているということでもあります。面接官にも高く評価されやすい質問でしょう。注意しなければならないのは、こうした内容の会話をするには、それ相応の知識が必要となります。付け焼刃ではなく、ある程度の経済知識を日ごろから身につけておくよう、経済ニュースにも目を通すようにしておきましょう。

 

会社で活躍する人物像に関する質問

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 会社には、それぞれの部署ですでに活躍している先輩方がいることでしょう。その人たちに関する質問をしてみると、案外会社のことが詳しくわかってくるものです。

 その会社で活躍するために一番大事な資質や考え方が見えてくるかもしれません。若手社員でも活躍の機会が用意されているのか、それとも年功序列で長く働きたい人には良い会社なのか、その会社の社風が見えてくるでしょう。

 また、会話の持って行き方では、会社が将来必要としている人物像が見えてくるかもしれません。会社は常に、新たな利益の増やし方を求めています。自分の適性や経験といった人物像が、会社の将来像とマッチングするようであれば、将来活躍できる機会が期待できます。

 

まとめ

 1回の面接時間は、30分程度の場合から長くても2時間といったところでしょうか。その時間内に、どのように採用担当者へ自分をアピールするかが勝負です。

 勘違いしてはならないのは、面接ではコミュニケーションスキルが問われるということです。採用担当者が「この人とならば一緒に仕事したい」と思ってくれるようなコミュニケーションが取れるかどうかが肝心です。自分の優秀さを鼻にかけるような「最後の質問」をしたり、奇をてらった「最後の質問」は、はっきり言って逆効果です。

 会社のことは、その会社で働いている人が一番よく知っています。付け焼刃の知識でいかにも知っているように会話をするよりも、相手にいかに喋らせるかが重要となります。相手に考えさせるような質問を、会話の中から見つけていきましょう。

 

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