せっかく映画を見に行ったのに、席の位置がよくなくて映画を楽しめなかったなんてことはありませんか?空いている映画館であればあまり気にならないかもしれませんが、人気の映画は大抵満席に近いことがほとんどです。
席の選び方ひとつで、映画の満足度が全然違ってくることもあります。映画館で一番お勧めの席はどこなのか、考えてみました
最前列は視線移動との闘い
一番前の席で映画を見るのは、あまりお勧めではありません。舞台がある映画館の場合、スクリーンの手前が隠れて見えないことだってあります。更に、字幕によってはスクリーンの右側だったり左側だったりする場合もあります。こうなると、視線移動が多すぎで、映画に集中できません。
でも、人それぞれ好みはあります。あの映画評論家のおすぎさんは、映画を見るときは必ず「最前列の中央席」なんだそうな。マスコミを集めた試写会でも、必ず「最前列の中央」に座ります。過去の試写会で一度、おすぎさんのいつもの「指定席」を知らずに座っていた人がいたらしく、とても不機嫌だったとか。
移動のことを考えると、通路側の席?
通路側の席を選ぶのは、隣に誰も座ってほしくないから、という場合も多いようです。確実に、片側には誰も座りませんからね。
また、映画が終わった後すぐに出口に向かえるのもメリット。特に映画が終わった後の女子トイレは、長蛇の列になっていることが多いようです。映画の途中でトイレに行くときなど、隣の人に気を遣わなくて済むのがメリットですね。
逆に、デメリットとして考えられるのは、音の聞こえ方に偏りがあることでしょうか。そんなに気にならないというのであれば、通路側の席はオススメかもしれません。
上段の席は疲れる場合も
映画館の上段の席を選んだ場合、スクリーンが正面よりも若干下に位置するため、少し前かがみの状態で映画を観ることになります。腰に負担がかかり、映画を観終わった時に疲れを感じるかもしれません。
また、映画館全体が見える位置にいると、人の頭の動きや歩く姿が気になってしまうかもしれませんね。
映画マニアお勧めは「ど真ん中」
映画館の構造にもよりますが、劇場スタッフ、映画ファン達が口をそろえて言うのは「映画館の中央席が特等席」ということです。
現在、多くの映画が5.1ch音響で、左右のスピーカーと前後のスピーカーのバランスを考えると、ど真ん中の席が一番良い席といえるでしょう。
映画館には「スイート・スポット」と呼ばれる席があります。それは
- スクリーンの左端と右端までの目線の内角が30度未満にならない。
- スクリーンの一番上を見上げた時の目線の角度が35度を超えない。
- 目線を水平に伸ばすと映像のセンターラインの15度下にあたる。
という条件を満たしている場所です。この条件を満たす場所は、必然的に映画館の中心になってきます。
映像も音響も最高の状態で楽しめる「スイート・スポット」。ここが映画を一番楽しめる場所と言えるのではないでしょうか。
混む時間と空いている時間を把握しておく
席の場所だけでなく、時間選びも大切です。
通常、混んでいるのは
- 土日ならば13時から15時頃
- 平日ならば12時から14時頃
- 夏休みなどは、10時から13時頃
- 平日でも、レディースデイの水曜日は以外と満席
- 週末の金曜日は、夜の最終回はカップルでいっぱい。
逆に空いているのは
- 日曜日の朝イチスタートの回。
- 同じく日曜日の最終回。
という場合が多いようです。
まとめ
一人で観るか、誰と観るかでも、席の選び方は違ってくると思います。スイート・スポットを狙うなら、事前予約をすることをお勧めします。是非、あなたのオススメの席を見つけてください。