「老眼」とは、正式には「老視(ろうし)」といい、目が疲れやすくなった、手元の文字が見えにくくなった、夕方になると物が見えづらくなった、目がかすむなどの症状があります。主に40代から60代はじめに自覚症状が現れるのですが、最近はスマートフォンの使い過ぎが原因で、子供や若い人に老眼と同じ症状を訴える人が増えて来ています。ここでは、急増する「スマホ老眼」の症状や原因、そして予防対策をご紹介します。
スマホ老眼の症状
主に次のような症状が見られたら、スマホ老眼を疑ってみましょう。
- 遠くのものはよく見えるが、近くの文字がぼやけて見える
- スマホ画面から目を離して遠くを見ようとすると、ぼやけて見える
- 小さい文字を読む際、少し遠くに離すと見えやすくなる
- 薄暗いところでは文字が見えにくい
- 目が疲れやすい
- 目がかすむ
- 夕方になるとピントが合いにくくなる
- 頭痛や肩こりがしやすい
- 今までまぶしいと感じなかった光を、まぶしいと感じるようになった
スマホ老眼の原因
スマホ老眼になる原因は、スマートフォンやパソコンなどの画面を長時間見ることで目を酷使していることが大きな理由です。物を見る際、そのものの距離に応じて、目は自動でピントを合わせています。目には、毛様体筋という筋肉があり、これが目の水晶体の厚みを変化させ、ピントを合わせています。一般的な老眼の場合、加齢が原因で水晶体が硬くなったり、毛様体筋が衰えてしまうことで、ピント調整機能が低下します。スマホ老眼の場合は、スマートフォンを至近距離で見続けることで毛様体筋が固まってしまい、ピント調整機能がうまくできなくなってしまった状態です。また、スマートフォンやパソコンは強い光を発しています。この光が、虹彩筋という、目に入る光の量を調節する筋肉にも負担を与えています。
スマホ老眼の予防対策
定期的に目を休める
スマートフォンやパソコンを使う場合は、定期的に目を休ませるように心がけましょう。1時間作業をしたら、10分から15分は目を休ませます。できればリラックスしながら遠くを見るのが良いでしょう。
スマホは一定の距離で使う
スマートフォンを利用する場合は、眼から40cm以上離して使うことが推奨されています。
疲れたら眼を温める
温めたタオルなどを使って、眼を温めましょう。温めることで眼の周りの血行が良くなり、毛様体筋の緊張をほぐすことができます。
暗い場所でスマホを使用しない
暗い場所でスマートフォンを使用するのは、目に負担がかかります。急激な視力の低下につながりますので、暗い場所で使用するのはやめましょう。
電車の中や車の中でスマホを使用しない
揺れる車内でのスマホ使用は、目に負担がかかります。できるだけ小さな画面や文字を見ずに済むよう、車内でのスマホ使用を控えましょう。
意識してまばたきする
スマートフォンやパソコンを集中して使用しているとき、まばたきの回数は大幅に減っています。スマートフォンを使用しているときも、そうでないときも意識してまばたきするようにしましょう。
ブルーライトカット液晶フィルムや眼鏡を使う
スマートフォンやパソコンが発している「ブルーライト」は、紫外線の次に強い光と言われています。目に入る光の量を調整する虹彩筋の負担を減らすためにも、ブルーライトカット機能を持った液晶保護フィルムや眼鏡を使うよう、心がけましょう。
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毛様体筋を鍛える
目のストレッチ
- 人差し指を目の前に立て、ピントを合わせる
- 3mほど先にある対象物にピントを合わせる
- これを交互に10回繰り返す
眼球体操
- 目を3秒間ギュッと閉じます
- 大きく目を見開いて、上を見ます。この時眼球だけを動かし、顔は正面を向いたままにします。
- 同じ動作を8方向「上」「下」「右」「左」「右上」「左下」「左上」「右下」と行います。