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季節の変わり目にこそメンテナンスしたい、スーツを長持ちさせるお手入れ方法8選

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 夏服から冬服へ衣替えの季節がやってきました。冬用スーツをクローゼットから取り出して「なんだかくたびれている気がする」と感じた人はいませんか? その理由は、日々のスーツのお手入れ方法や、保管方法が間違っていたからかもしれません。ここでは、スーツを長持ちさせるための日々のお手入れ方法と、正しい保管方法をご紹介します。

 

 

 

毎日実践したいお手入れ

ポケットの中身はすべて出す

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 ポケットに財布や鍵を入れたままにしては、スーツの形が崩れてしまいます。帰ったら、必ずポケットの中身は出すようにしましょう。

 

専用ハンガーにかける

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 自宅に帰ったら、スーツをハンガーにかけましょう。専用ハンガーを使えば、シワや型崩れを防ぐことができます。

 

ジャケット用ハンガー

 肩のラインが肉厚で、丸みのあるハンガーを選ぶようにしましょう。厚みは最低でも3cmほどあるものを選びます。薄いタイプのハンガーは、ジャケットの型崩れの原因となりますので注意しましょう。素材は、防湿効果がある木製のものがおすすめです。

 

スラックス用ハンガー

 スラックス用の専用ハンガーを使いましょう。裾の部分をハンガーに挟んで、逆さまに吊るします。スラックスの重みで、シワを伸ばすことができます。素材は、ジャケットと同じく木製のハンガーがおすすめです。

 

ブラッシングする

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 毎日のお手入れの基本は、ブラッシングです。1日着たスーツには、ホコリや汚れが付着しています。ブラシを使って、ホコリを落としましょう。小さなホコリをそのままにしておくと、シワや虫食いの原因になってしまいます。ブラッシングする際は、全体を軽くたたいてホコリを浮かせます。ジャケットは、上から下にブラッシングします。スラックスは、逆さまに吊るした状態で裾から腰の方へブラッシングしましょう。

ブラシの選び方

 化学繊維のものを使うと、静電気が発生します。天然素材のものを選ぶようにしましょう。おすすめは毛先が柔らかく、生地を傷めにくい馬毛です。

 

ローテーションする

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 同じスーツを毎日着るよりも、2着以上のスーツをローテーションした方が長持ちします。1日着たスーツは、最低1日は陰干ししておきましょう。染み込んだ汗などの水分を飛ばすことで、臭いやカビを防ぐことができます。

 

シワを伸ばす

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 ヒジやヒザの部分は、シワのできやすい部分です。その日のうちに付いたシワであれば、霧吹きで湿気を与えた後、自然乾燥すれば復元して綺麗になります。頑固でなかなか取れないシワの場合は、スチームアイロンを使いましょう。アイロンをスーツに直接当てるのではなく、浮かせてスチームを当てます。乾いたら、シワが伸びています。

 

てかりが出たらベンジン

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 長く着続けているスーツは、背中やおしりの部分にてかりが出てきてしまいがちです。テカリの原因は、スーツの繊維が潰れてしまったためです。てかりが気になりはじめたら、ベンジンを使ってみましょう。ベンジンを布に着けて、優しく拭きます。仕上げにブラッシングをすれば、ある程度のてかりであれば目立たなくなります。

 

スーツを保管する際の注意点

クリーニングに出す

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 毎日のブラッシングでは落とせない、油汚れやシミを、クリーニングで落としましょう。クリーニングから戻ってきたスーツは、必ずビニールから出して保管します。ビニールをつけたままだと、湿気が籠ってカビが発生しやすくなります。
 気を付けたいのは、クリーニングに頻繁に出してはいけません。どんなスーツでも、頻繁にクリーニングに出すと、生地が傷んで寿命が短くなってしまいます。特にドライクリーニングの場合は、揮発性溶剤が使われているので、スーツへのダメージも気になります。クリーニングに出す頻度は、シーズン毎が目安です。

 

防虫剤を使う

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クローゼットなどでスーツを保管する場合は、必ず防虫剤を使いましょう。気が付いたら虫に食われていた、なんてことを防げます。