誰とでもすぐに仲良くなれる人を見ていると、人間関係で悩むことなんてないように見えて羨ましく感じることでしょう。でも、どんな人でも学校や職場、親戚同士の人間関係には、少なからずストレスを感じているものです。人間関係に疲れたなと思ったら、人との付き合い方や距離を一度見直してみましょう。人間関係がスムーズになるコツをご紹介します。
- 「自分中心」から「相手中心」の目線で付き合う
- 相手の望みを満たしてあげる
- 大人のお付き合いは「広く浅く」
- 他人の噂話からは距離を置く
- 「笑顔で挨拶」は基本中の基本
- 完璧な人よりも、不器用な人の方が好かれる
- 嫌われる勇気を持ってみる
- まとめ
「自分中心」から「相手中心」の目線で付き合う
誰しも、普段は自分中心に物事を考えて生活しています。子供は特にそうで、欲しい物や遊びたいおもちゃがあると、他人が使っていようがお構いなしに自分で使おうとしがちです。大人の場合だと、自分中心で物事を考えすぎてしまうと、周囲から「ジコチュー」と思われてしまうでしょう。また、大人の場合は自己中心的な生活をしている人ほど、心配事がどんどん増えてしまいがちです。
視点を「相手中心」に移してみましょう。フッと気持ちが軽くなって、緊張もしにくくなります。また、他人目線で物事を考え始めると、心配事があまり出てこないことに驚くでしょう。
相手の望みを満たしてあげる
人間は誰しも、自分の話を聞いてもらいたいと思っています。そして、他人に自分の存在や考え方を認めてもらいたいのです。
自分のことを認めてもらいたい、評価してもらいたいと思ったら、まずは相手のことを認めてあげましょう。相手が今、何を求めていると思いますか?相手は今、どんな話を聞いてもらいたいと思っているでしょうか?相手を気にかけてあげることで、相手はあなたに少しずつ好意を持つようになります。
大人のお付き合いは「広く浅く」
どんなに親しい相手だとしても、常に一緒にいるとトラブルが生じる場合があります。相手に甘えたり依存しすぎたりして、相手があなたのことを重荷に感じてしまうかもしれません。また、付き合いが深くなるにつれて、お互い遠慮がなくなってしまい、相手を傷つける言動を取ってしまうことがあるかもしれません。
人間関係でトラブルが発生するのは、大抵の場合、少数の人たちとの間だけで濃厚な付き合いが続いている場合にありがちです。できるだけ一定の人とだけ深く付き合うことにこだわらず、いろんな人と広く浅く付き合ってみましょう。程よい距離感で人間関係が保てれば、トラブルが発生する可能性が低くなります。また、いろんな人と付き合うことで、他人と接するための経験値を増やしていくことができます。
他人の噂話からは距離を置く
誰かの噂話をしていると、話の流れが悪口や陰口に大抵進みがちです。他人の悪口や陰口は、できるだけ言わないようにしましょう。あなたが悪口を言うことで、他人に良い印象を与える可能性は非常に低いです。そして悪口を言う人は、必ず別な場所で悪口を言われているものです。
「笑顔で挨拶」は基本中の基本
忙しいからと、パソコンやスマホから一切目をそらさず、小さな声でボソボソ挨拶するだけなんてことは絶対にやめましょう。挨拶は、他人とのコミュニケーションの基本です。笑顔で挨拶するだけで、相手も緊張を解いてくれます。また、職場での挨拶は仕事の一部です。不作法は許されません。自分から進んで挨拶をしましょう。
完璧な人よりも、不器用な人の方が好かれる
何でも完璧にこなす人よりも、少しぐらい不器用だったり欠点のある人の方が、他人から魅力的に映ります。器用だったり仕事ができるだけの人は、あまり人間的な魅力を感じません。むしろ機械的に見える場合が多いでしょう。反対に不器用な人は、何かに悩み苦しみながら生きていく「人間らしさ」があって、好感を得やすくなります。「不器用だけども一生懸命頑張っている」そんな人を、周囲は応援したくなるものです。
自分の短所だと思っている部分が、人間関係をスムーズにするための大きな武器になるかもしれませんよ。
嫌われる勇気を持ってみる
人間関係に悩む人は、嫌われることを恐れて、八方美人になっている場合が多いようです。八方美人で誰に対してもいい顔をしようとするから、気疲れしてしまい余計に人間関係に悩むようになってしまいます。
人付き合いがうまい人の場合は、嫌われることを恐れていません。「素の自分」を出すことで、自分と相性の良い相手を見つけようとします。「素の自分」を嫌う人も中に入るでしょう。でも、本当に心許せる友人や信頼できる相手を見つけるためには、「素の自分」をさらけ出す必要があります。
まとめ
人間関係に悩む人は、「自分中心」から「他人中心」の目線に変えるだけで、ずいぶんと気持ちが楽になるものです。いろんな人と出会うことで、少しずつ人間関係のコツを蓄積していきましょう。