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日々出会った人から教えてもらったことや、気づいたことをブログにまとめてみました。

絶対に真似してはいけない、テレビや映画でよく観る7つのシーン

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アクション映画やテレビのドラマには、昔から使われている定番の演出があります。あまりにも定番化しているため、本当にそうなるんだと勘違いしている人も多い演出はたくさんあります。
そこで今回は、絶対に真似してはいけない、テレビや映画で良く使われるシーンのウソ(演出)をご紹介します。

 

 

 

カーチェイスは無理、エアバックが作動してしまう

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街中で激しいカーチェイスを繰り返すシーンは、アクション映画では定番となっています。でも、最近の車にはエアバックが標準搭載されているものがたくさんあります。カーチェイスのような強い衝撃を車に与えたら、大抵はエアバックが作動してしまいます。
エアバッグが作動する条件は、次のような場合だと言われています。

  • 時速20~30キロ以上の速度で衝突した場合
  • 車の正面から強い衝撃を受けた場合
  • 縁石等に衝突したとき
  • 転落やジャンプして、着地した時

こうして見ると、最新の安全性能を備えた車では、エアバッグが作動してしまうため、実際に激しいカーチェイスをするのは難しいでしょう。

 

車は頻繁に爆発しない

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車同士がぶつかったり、銃弾がガソリンタンクに当たって爆発するシーンは、映画やテレビでよくあります。でも、映画のようにちょっとした衝突で車が爆発するようであれば、日本の道路は毎日炎上する車で溢れていることでしょう。最近の車は、簡単に炎上しないように設計されています。また、ガソリンタンクに銃弾が当たっても、簡単に爆発することはありません。銃弾がガソリンタンクを貫通してしまうだけです。
気を付けたいのは、ガソリン自体は非常に引火しやすく、静電気火花でも引火する可能性があります。もしも事故に遭遇した際や、ガソリンが漏れているのを発見した場合は、取り扱いに注意しましょう。

 

ガラス窓に体当たりしたら、大怪我をする

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爆発シーンなどで良く使われるのが、ガラス窓に体当たりして外に脱出するシーンです。もしも本当に体当たりしたら、鋭利なガラスで全身傷だらけ、血まみれになってしまいます。更に、脱出した後にも上からガラスが降ってくることになります。体当たりでできた全身の傷に加え、細かなガラス片が雨のように降り注ぎ、目も当てられない状況になってしまいます。絶対に真似してはいけません。

 

高いビルからプールに飛び降りたら、死ぬ

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爆発するビルの窓を突き破り、地上にあるプールに飛び降りて見事脱出成功するシーン。また、コントロールを失った飛行機のドアを開け、そのまま海にダイブして生還するシーン。もしも本当にやってしまったら大けがをします。
アメリカのサンフランシスコにあるゴールデンゲートブリッジは、水面から67mの高さにある橋です。以前は自殺の名所としても有名な場所で、毎年たくさんの自殺者、落水事故が発生していました。67mの高さから落下した場合、水面には時速130キロで到達する計算になります。そのため、これまで事故で橋から落下した972名のうち、生存者はわずか19名だけでした。
高いところから水中に飛び降りたら、高さによってはコンクリートの地面に落ちるのと同じくらいの衝撃になります。絶対に真似してはいけません。

 

銃を撃ち続ければ、弾切れする

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予備の弾丸もないのに、延々と銃撃戦を続けることはできません。種類にもよりますが、マシンガンのような連射可能な銃器の場合、1分も撃ち続ければ弾切れになるものだってたくさんあります。映画やテレビでは、銃撃戦が1分で終わってしまっては盛り上がらないので仕方ありませんが、現実には銃は撃ち続ければ、すぐに弾切れしてしまいます。

 

ダイニングテーブルでは、弾丸を防げない

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映画でよくある銃撃戦シーン。車のドアの後ろに隠れて打ち合ったり、テーブルを盾にしたりする場面を良く見ます。でも、現実には拳銃の弾丸は、その程度の障害物はいとも簡単に突き抜けてしまいます。木でできたテーブルを盾にするなんて、もってのほか。絶対に真似してはいけません。

 

銀行強盗に成功した人を、最近は聞かない

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覆面をした数人が銀行になだれ込み、金庫を開けさせ、札束をバッグに詰めて大慌てで逃げ出す。映画やテレビでは、いとも簡単に成功する場面がありますが、現実には無理でしょう。最近の銀行には、現金があまり用意されていません。金庫は、重要書類を保管する場所になっていることも多いようです。銀行では、現金はATM等の機械に多く保管されていると思ってよいでしょう。カウンターの行員に「金を出せ!」と凄んでも、札束が出てくる時代ではなくなりました。