まだまだ暑い日が続きますが、暦の上ではもう秋が近づいています。秋は野菜が美味しい季節。美味しくて新鮮な野菜の選び方をマスターして、秋の味覚を満喫しましょう。
にんじんの選び方
にんじんは、全体的に赤みが濃く、鮮やかなものを選びましょう。表皮がなめらかなものだと、なお良いとされています。
また、茎の切り口の軸が小さい方が、芯まで柔らかいようです。
切り口が茶色く変色しているモノは、収穫から時間が経っています。できるだけ黒ずみがなく、みずみずしいモノを選ぶようにしましょう。
にんじん選びのポイント
- 赤みが濃いもの
- 鮮やかな色のもの
- 表面がなめらかなもの
- 茎の切り口の軸が小さいもの
- 切り口が茶色く変色していないもの
じゃがいもの選び方
じゃがいもは、皮が薄くて表面がなめらかなものを選びます。形がふっくらとしていて、しっかりと堅いものが良いです。また、大きさもあまり大きすぎない方が良いとされています。しなびた感じのする、柔らかいものは避けましょう。
また、芽が出始めているものは、栄養分を芽に取られてしまっているので、味が落ちます。芽が出る直前のものであれば、でんぷんの糖化作用が進み、甘みが増しているのでお勧めです。
じゃがいもはたくさんの品種があります。料理によって品種を買えるのも、選び方としては重要です。
たとえば、男爵イモの場合、ほくほくした食感が売りです。ポテトサラダやコロッケ、マッシュポテトにピッタリでしょう。
メークインは、しっとりとした食感が魅力です。カレーやシチューなど、煮込み料理に使っても、煮崩れしにくいのが特徴です。
キタアカリは、ほくほくとした食感と甘みが魅力の品種です。ポテトサラダだけでなく、味噌汁やポタージュにも最適でしょう。
じゃがいも選びのポイント
- 皮が薄いもの
- 表面がなめらかなもの
- 形がふっくらとしているもの
- しっかりと堅いもの
- 芽が出る直前のもの
- 料理によって品種を変える
さつまいもの選び方
さつまいもは、皮の色が鮮やかで色が均一なものを選びます。凹凸や傷、斑点がないものを選びましょう。また、見た目がふっくらしているものが良いようです。古いものは、黒く変色していたり、ひげが固くなっています。糖度が高いさつまいもの場合、切り口や傷口に飴色の蜜が染み出てきます。こうした蜜も、さつまいも選びのポイントとなります。
さつまいも選びのポイント
- 皮の色が鮮やかなもの
- 皮の色が均一なもの
- 表面に凹凸や傷、斑点がないもの
- 見た目がふっくらしているもの
- 切り口に蜜が見えるもの
さといもの選び方
さといもを選ぶ際は、皮が乾燥しすぎていないものを選びましょう。皮がしっとりと湿っている程度のものがベストです。また、皮の縞模様がくっきりして、硬いものが良いとされています。
さといもは、泥がついたままの方が風味が落ちません。表面の泥が落ちた状態で店頭に並んでいるものは、鮮度が落ちるのが早いようです。
さといも選びのポイント
- 皮がしっとりと湿っているもの
- 皮の縞模様がくっきりしているもの
- 堅いもの
- 泥がついたままのもの
たまねぎの選び方
たまねぎは、丸々としているものを選びましょう。首と根の部分が小さく締まっているものが良いとされています。また、表面の茶色い皮が乾燥しており、ツヤのあるものが良いでしょう。
たまねぎは、上から見て中心となる部分から痛みやすい野菜です。上部の真ん中あたりや、軸の部分を押してみて、凹まないか確認するのが良いでしょう。
たまねぎ選びのポイント
- 丸々とした形のもの
- 首と根の部分が小さく締まっているもの
- 表面の茶色い皮がかんそうしているもの
- 中心が傷んでいないもの
ぶなしめじの選び方
ぶなしめじは、カサが開きすぎていなくて、弾力のあるものを選びます。カサと柄がしっかりしているものが良いでしょう。全体が柔らかくなっているものも時々見かけますが、鮮度が落ちたものが多いようです。少し硬めのしっかりしたものを選びましょう。また、1つのパックに寄せ集めて入っているものではなく、一株にまとまっているぶなしめじの方が、味も香りも良いようです。
ぶなしめじ選びのポイント
- カサが開きすぎていないもの
- 弾力のあるもの
- カサ・柄がしっかりしたもの
- 一株にまとまっているもの
まいたけの選び方
良いまいたけは、カサが肉厚で、色が濃いものです。鮮度が悪くなるにつれ、表面に水がにじんできます。軸が白く、弾力のあるまいたけを選びましょう。また、ぶなしめじ同様、寄せ集めのパックではなく、一株にまとまっている商品を選んだ方が、味も香りも良いようです。
まいたけ選びのポイント
- カサが肉厚なもの
- 色が濃いもの
- 軸が白いもの
- 弾力があるもの
- 一株にまとまっているもの
ごぼうの選び方
ごぼうは乾燥しやすいので、泥がついたままのものを選びます。泥が、ごぼうの鮮度や風味を保ってくれます。また、太さはできるだけ均等のものが良いでしょう。ひげ根の少ないものを選び、柔らかかったり曲がりやすかったりするものは避けましょう。
ごぼう選びのポイント
- 泥が付いたままのもの
- 太さが均等のもの
- ひげ根が少ないもの